近畿刃物工業株式会社
サクット・スパット
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従来の刃物は1枚物が使用されており、その寸法もまちまちでした。刃物の消耗部は端側から欠けあるいは磨耗によって切れ味がおちてくることによって、スロッター刃物全体を交換していました。 新しい刃物は切れ刃をユニット化することで切れ刃部分の取り外しが可能となりました。磨耗しやすい切れ刃のみを交換することが可能となりました。

■スパット・サクットの特徴

・スロッター上刃をユニット化してコストダウンできる。

・機械が変わっても、刃物の仕様一元化が可能になります。

・切り込み量の調整が可能です。

サクット・スパット装着例
比べてください!切れ味の違い
従来の刃物の切口
スパットの切口
サクットの切口
■スパット上物(後刃)の各部形状での改善

スロッター刃物の切れ味は特に従来より改善要求が多く、特に後刃の角部の切れ味が問題視され、この数年においては、エンドユーザーのの品質要求がさらに厳しくなり弊社としても対応を求められるケースが増えてまいりました。 そこで、今回上記の問題に対する弊社の製品の特長を以下の通りまとめてみました。

■スパット上物(後刃)の各部形状での改善
本体部分とは違うより磨耗しにくい材質を使うことにより従来のものより寿命が伸びました。
又、本体とは別になっているユニット部分だけを交換できるのでコストダウンが可能です。
機械が変わっても刃先の使用一元化が可能
ユニット化により切れ刃を共通化できる事によって機械が変わっても刃先の仕様一元化が可能となりました。
■切り込み量の調節ができます
切り込み量の調整ができます
ユニット部分のネジを緩めることによりユニットを上下でき、切り込み量を簡単に調節できます。
機械が変わっても刃先の使用一元化が可能
ユニット化により切れ刃を共通化できる事によって機械が変わっても刃先の仕様一元化が可能となりました。
■ユニット刃の効果をご覧下さい
従来の刃物

ユニット刃 「スパット」

■段ボール刃物の現状

国内段ボール製造は、1909年から興った産業です。電球、化粧瓶等を包装する緩衝素材からその用途が広くなってきて、現在は物流箱としてあらゆる生産物、青果物、食品物、飲料水、冷凍食品、家電商品等に利用されており、その用途は非常に広くなっています。
現在の物流量の増加に従って、緩衝材・外箱としての段ボールそのもののニーズは増加することがあっても、段ボールの代替品がない現在、減少することが無いと思われる環境にあります。

しかし反面、段ボール製造業界は商品の質の向上と価格を下げることを要求される場面が多くなってきているのも事実です。特に今まで解決が困難であった切断面の質の向上が必要となっています。つまり切断刃物の質の向上をはかり切断時に発生する切断粉の減少に努める必要があります。又、価格を求める 動きに対してはできるだけ消耗品である刃物のメンテナンス費用を下げる必要があります。 弊社は創業昭和35年から段ボール用刃物に特化した刃物創りをおこなっています。こういった業界の要望に答えるため「スカッ」と切れる切れ口の良い刃物でメンテナンス費用があまりかからない商品開発を続けています。
■スパット上物(後刃)の各部形状での改善
■着想 Concept
*共有化を図る
刃先の規格化によって機械が変わっても刃先の共有化を可能とする。
*機能改善
刃先の高さ調整で切り込み量の調節が可能とする。
*商品開発付加価値
刃先に磨耗しにくい硬質な材料を使用し、綺麗な切断面を長期間維持する。
*技術進化
ユニット部分の刃先形状の加工品質の向上がはかれる。
*コスト削減
ユニット化されたことにより、刃先部分の交換が可能となりコスト削減が可能となる。
刃 物 の 特 徴
■スロッター上物(後刃)の角部形状での改善について

スロッター刃物の切れ味は従来より改善要求が多く、特に後刃の角部の切れ味が問題視され、この数年においては、エンドユーザーのの品質要求がさらに厳しくなり弊社としても対応を求められるケースが増えてまいりました。
そこで、今回上記の問題に対する弊社の取り組み又、実績を踏まえ形状例を簡単に理解してお役に立てるようにまとめました。

■新開発のユニット化された段ボール刃物の特徴

従来の標準スロッター上刃物の刃先部分を別刃物にすることで、角部分の高さ調整を可能としました。(ユニット部を調整することにより切り込み量が調節できます。)
利点として一番損傷しやすい角部を交換可能なユニット化することにより、事前保守、刃物機能改善、替刃化(規格共有化)等を可能としました。

■平ノコ刃形状(サクット)の刃先の特徴

角部分の刃物形状が平ノコ刃形状で鋭利な刃先となるので切断力がアップします。 又、切断力が上がることで従来よりも角部の高さを低く設定出来このことが跳ね上げ時の割れ現象の軽減につながります。 *この形状は二分切、角切のいずれにも非常によく利用されています。

■R形状の刃先(スパット)の特徴

角部分の刃物形状で鋭利な刃先となり、切断面の見栄えもよく、跳ね上げ時の切断不良の軽減に効果を発揮します。

*この形状では、二分切にのみご使用いただいております。

■新開発のユニット化された刃物による効果

・切れ口が全く従来とは異なり他のケースと差別化がはかれます。(他社より優位になれる)
・切れ口の調整機能を使うことで刃物単体で切り込みの微調整が可能となります。 (手間がかからない)

■従来の刃物と新しい刃物(サクット・スパット)の比較
・従来の段ボール用刃物
従来の刃物は1枚物が使用されており、その寸法もまちまちでした。刃物の消耗部は端側から欠けあるいは磨耗によって切れ味がおちてくることによって、スロッター刃物全体を交換していました。
・新しい段ボール用刃物
新しい刃物は切れ刃をユニット化することで切れ刃部分の取り外しが可能となりました。磨耗しやすい切れ刃のみを交換することが可能となりました。
■新開発の刃物のコスト面の優位性

・刃先であるユニット部をより磨耗しにくい材質に変える事ができ、刃物の寿命を伸ばすことによるコストダウンが可能です。
・ユニット化された切れ刃を共通化できる事によって切断機が変わっても刃先はそのまま利用できます。(仕様一元化が可能)
・刃物メンテナンスのランニングコストが下がります。(コストダウン)

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